結納は結納品だけでなく手土産、引出物として、お菓子などを準備するのがマナー。両家の縁をつなぐ第一歩になる大切な式なので、マナーを守って良好な関係を築きましょう。
結納に手土産が必要な理由
結納を女性宅で行う場合は、お宅にお伺いするので手土産を用意するのがマナーです。ホテルやレストランなどで行う場合は、手土産が必要というわけではありません。しかし、今後親戚になる家との交流の場ですので、手土産を持参した方が好印象でしょう。
また、女性側は手土産として引出物を準備するのがマナー。どちらもお酒やお菓子、果物などが一般的ですが、持ち運びも便利で誰からも喜ばれるお菓子がおすすめです。
結納の流れと手土産を渡すタイミング
結納全体の簡単な流れと、どのタイミングで手土産や引出物を渡すのが適切なのかをご説明します。
挨拶
結納式場へ入場後、当事者2人がはじめに挨拶し、その後両家の両親が挨拶して着席します。式全体の司会は、男性側の父親が務めるのが一般的。
結納品の交換
男性側の父親が口上を述べ結納品を納めた後、女性側の父親が目録を述べ、受書を男性側へ渡します。その後、男性側と同様の手順で女性側も結納返しを納めます。
結婚記念品の披露
結婚指輪や記念品を交換している場合は、その場で両家にお披露目すると喜ばれるでしょう。
結びの挨拶
男性側の父親が挨拶した後に女性側の父親が返礼の口上を述べ、一同礼をしたところで結納終了です。
食事、歓談
終了後は、食事の席を設けて両家の親睦を図ります。女性側の引出物は手土産なので、食事会終了後の帰り際に渡すとよいでしょう。男性側の手土産に関しては、同じタイミングでも構いませんが、最初に会ってご挨拶したときでも問題はありません。
常温で日持ちするお菓子であれば慌てて渡す必要はないので、その場の雰囲気に応じて最初か最後にお渡ししましょう。
結納における手土産のお菓子を選ぶポイント
両家を結ぶ大切な式なので、縁起やマナーをしっかりと守ってお菓子を選びましょう。
切らずに食べられるお菓子を選ぶ
切って食べる必要がある羊羹などは、“縁を切る”という言葉を連想させてしまうので、結納においてはタブー。個装してあり、そのまま食べられるお菓子を選びましょう。ただし、羊羹でも個装されており、そのまま食べられる場合は問題ありません。
金額の相場を考慮する
相場は3000~5000円なので、高くても1万円以内で準備するのがマナー。どちらかが極端に高価なお菓子を準備すると失礼にあたるので、きちんと相場を考慮して準備するようにしましょう。
常温保存で日持ちするお菓子を選ぶ
冷蔵保存のお菓子は、持ち帰るときの保管や時間に気をつかわなければいけないので、結納の場合には適切ではありません。とくに相手が遠方に住んでいる場合は、常温で保存できて日持ちするお菓子をおすすめします。
縁起物を選ぶ
角がなく丸いものは、“丸くおさまる”という意味の縁起物。丸い饅頭や豆菓子などは、お菓子の中でも縁起物として喜ばれるでしょう。
お菓子は大切な縁をつなげてくれる万能手土産
お菓子はどんな場面にもぴったりな手土産であり、結納という大切な式の場合でも対応できます。おいしいお菓子を選ぶことで、両家の縁をつなぐ第一歩を踏み出しましょう。
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